今日のQR「本気でDONDON」で、浦和・大宮・与野3市合併についての話が出た。ちょうどいい機会なので、今日はこのことを書くことにする。なぜ今日この番組でこの合併話について触れたかというと、昨日から3市合併新市名の名称募集が始まったからである。合併推進協議会のWEBからも投票ができるらしい。(それにしても、すごいURLをつけたものだ。「3市合併.com」だもんな)
この3市合併、歴史をたどればもう数十年も前にさかのぼるのだが、今回具体的な話となって出てきたのが、1997年6月のことである。そのとき、このページでもこのことを書いている。あれから数えると、もう2年半も経っている。それまでの間、「同じ名前の町名はどうする」などの細かい話こそ進んでいるが、「新市の名称は?」とか「市役所の位置は?」とか、さらには「どの市が合併するのか?(上尾は?伊奈は?)」という根本的な話はほとんど進んでいないのである。浦和と大宮で主導権争いを2年半続け、やっと進んだのがこの名称募集である。おかげで、当初は「さいたま新都心」オープンに間に合わせるように合併させる予定だったが間に合わず、新都心内で3市が入り乱れる状況になってしまうようだ。いまさら、「浦和」だ「大宮」だ「与野」だなんでこだわっていても仕方がないと思うのは私だけだろうか。新市名も、3市の名称とは全く違った新しい名称を付ければいいと思うのだが。
でも、ふと思った。「じゃあ、新しい名称って、どんなのがあるの?」。個人的な意見では、旧市名から1文字ずつとって作ったような名称(例:大田区「大森+蒲田」)にはしたくない。できれば、地域の名称を活かしたものにしたい。よくあるのが「旧国名」(例:土佐市)。しかし、今回のケースでは「武蔵市」となってしまい、「武蔵野市」がすでに存在する。「旧郡名」(例:横浜市都筑区)という案もあるが、3市の旧郡名は「北足立郡」であり「足立区」がすでに存在するし、あまり「地域の名称」として「足立」は根付いていない。あとは県名からとった「埼玉市」というものになる。しかし、もともと「埼玉」という地名は行田などからなる「埼玉郡」からとったものであり、3市の「地域の名称」ではない。どれも「地域の名前」としてはしっくりいかないのである。いっそのこと、3市にまたがる「見沼たんぼ」からとった「見沼市」なんてのはどうですか。
私も大宮市民。せっかくだから、この新市名の名称募集、応募してみようかしら。名付け親は10万円もらえるらしい。でも、名称が決まったあと、話がこじれて合併できなくなってしまったらどうするんだろう、なんて質問はしちゃだめ?