2008/11/06-10 6年ぶりの北海道
6年ぶりにJ1にコンサドーレ札幌が帰ってきた。というわけで6年ぶりにレッズの試合が北海道で行われることになった。そんな試合に行かないわけがない。というわけで今年の仕事場の夏休みを夏に取らずに11月に取ることにして実現した北海道遠征です。
そして、今回の目的はもう一つ。今年始まった「ケータイ国盗り合戦」で北海道を完全制覇すること。滅多に行けない北海道。次いつ行けるかも分からないから今回で全部制覇したい、という構想が持ち上がったのは8月ころ。4日間(1日は札幌ドームで試合があるから実質3日間)で本当に北海道全部を回れるのか、いろいろ検討した結果なんとか可能なことが分かり今回の遠征スケジュールが実現しました。
そんな今回の遠征のメインとなるきっぷは「ぐるり北海道フリーきっぷ」。北斗星のB寝台個室も利用でき、道内では特急の指定席にも乗車可能なきっぷ。これに加えて道内の1路線+道内から東京への帰りの飛行機をマイル特典で確保し、すべてのきっぷの確保が完了。
11月6日(木)
まず最初は「寝台特急北斗星」。
生涯2回目の北斗星になります。19時30分、大宮駅を定刻に出発。車内で仲間と合流してロビーカーにて駅弁を食べながら戦略会議。試合のことはもちろんのこと、途中どこで何を食べようか等々、って、やっぱりおまいの気になるのは食いもののことなのか。なんて話していると目の前を通り過ぎている人もレッズサポだったり。やはりみなさん考えていることは同じなのね。
そんなこんなでいよいよ始まった北海道遠征。明日は朝早いから今日は早いうちに寝ましょう。ってことでそれぞれ自分の寝台個室に戻る。自分は仙台付近まで起きていたがその後就寝。
乗車した列車
- 寝台特急「北斗星」
- 大宮 19:30 - (車中泊)
11月7日(金)
目覚めるとすでに青函トンネルを越えて北海道入り。津軽海峡を眺めながら函館駅に定刻に到着。9年ぶりについた函館駅は、当時の面影をほとんど残していなかった。9年前に来たときの駅舎は取り壊されて、その後ろの方にできたのが現在の新しい駅舎のようで。駅前広場がかなり広くなっていた。
そしていよいよ国盗りの旅がスタート。まずは江差線に乗って江差方面へ。docomoな仲間は神明駅にて「江差」をげっとしたがauな自分はそこでは盗れず、次の駅の湯ノ岱にてなんとかげっと。そのまま反対ホームにいる函館行き列車に乗って函館へとんぼ返り。
函館に再び戻ってきたのは10:30頃。次の列車まで1時間半ほど時間があるのでここでやっとお食事タイム。9年前にも訪れた函館朝市内の「きくよ食堂」にて。「きくよ食堂」といえば「元祖函館 巴丼」。ウニ・イクラ・ホタテの3つの魚介類がたっぷりのったどんぶり。うにが値上がりしているためか値段のほうは事前の情報よりは若干高めで1,680円。でも値段が高くなってもやはり美味しい。あっという間に完食。そして食後のデザートは朝市の中にある「北海道ファーム」にてアイスクリームの赤肉メロンとバニラのダブル。
腹ごしらえも終わり、次は函館から札幌方面を目指します。そんな特急「スーパー北斗」にてまずは苫小牧へ向かう。大沼公園から洞爺、室蘭を過ぎて苫小牧着。これまで何回か北海道に来たが、函館・札幌・小樽以外で始めて降り立った街になります。1時間ほどの待ち合わせのあと、日高本線に乗って日高方面を目指す。
乗った列車は静内行。個人的には「静内」という文字を見ると胸が騒ぐのだが、この時間に静内まで行ってる余裕はない。国盗りの「日高エリア」が盗れた富川駅にて列車を降りて再び苫小牧へ戻る。
苫小牧に再び戻る。ここからが今日で一番忙しい時間帯。まずは特急北斗にて南千歳。ここから快速エアポートで札幌で降りる.....と見せかけて小樽まで。千歳から小樽までの国盗りエリアを一気に盗ってしまう計画。ケータイのバッテリーもそろそろやばくなってきたが、乾電池バッテリーを使ってなんとか小樽までの国盗りに成功。これで初日のミッションほぼ終了。
ケータイのバッテリはなんとか持ったが、今度は自分のバッテリーがやばそう。ということで小雪が舞う小樽の街を運河方面へ歩き回転寿し「和楽」にてディナー。
ディナーも終わり店を出ると雪がけっこう降り始めている。そんな雪の中を札幌まで戻り、初日の旅が終了。明日はいよいよ札幌ドームで試合です。
乗車した列車
- 寝台特急「北斗星」
- 大宮 前日19:30 - 函館 6:34
- JR江差線普通
- 函館 7:08 - 湯ノ岱 8:48
- JR江差線普通
- 湯ノ岱 8:48 - 函館 10:31
- JR特急「スーパー北斗」9号
- 函館 12:02 - 苫小牧 14:58
- JR日高本線普通
- 苫小牧 15:58 - 富川 16:44
- JR日高本線普通
- 富川 17:03 - 苫小牧 17:54
- JR特急「北斗」15号
- 苫小牧 18:12 - 南千歳 18:27
- JR快速「エアポート」185号
- 南千歳 18:37 - 小樽 19:48
- JR函館本線普通
- 小樽 21:38 - 札幌 22:24
11月8日(土)
いよいよ試合当日。朝7時が点呼とのことだったのでさっぽろ駅発の地下鉄の始発に乗って福住まで。しかしこの始発ってば、さっぽろ駅で待ってる人も赤い人ばかり、途中の大通やすすきので乗ってくる人も赤い人ばっか、知ってる顔もいるし。まさに埼玉高速鉄道状態でしたな。
札幌ドーム到着。しばらく待ってアウェイ待機列へ行くとそこは一面の銀世界。前の日に降った雪がまだ残ったまま。こりゃ、開門までここにずっといたら凍えるな、と思い、点呼が終わったところでホテルへ戻り朝食。しかし、我々はけっこう早めに点呼を終えられたけど、あとから来た人はずっとあの雪の中を待ってたのかな。まさにアウェイの洗礼ですな。
朝食を終えて開門までの間がけっこうあいたので、この時間を利用して今回一番行きたかった「聖地」へ行ってみる。その聖地は地下鉄南北線「南平岸」の駅の近くにあります。
「水曜どうでしょう」を見ている人なら一度は行ってみたいであろう「平岸高台公園」。いつもテレビで見ている風景をこうやって目の当たりにするというのはなかなか楽しいもので。
余興終了。札幌ドームに戻り試合モード突入。 スタジアムに入り席につくとまず見えてきたのは反対側ゴール裏の大きな弾幕。札幌側もいろいろあるようで、今日の試合は両方とも静かなままで試合が行われるのかな、という雰囲気も。実際の試合ではどちら側からも声は出ていたのでそんな心配は全く無用だったわけですが。
試合のほうは2-0で勝利。内容のほうはなんともいえないところであるが、勝ったからよし。というわけですすきの方面にもどり祝勝会へ。そして自分は大学時代の同級生と待ち合わせてサシで飲み会。生牡蠣やら焼酎などを堪能して終了。しかし、すすきので飲んで北3西2にあるホテルまで戻るのに大通公園を渡った記憶がない。なのになぜか自分のデジカメには時計台の写真が残ってるし。みなさんも飲みすぎにはきをつけましょうね。
乗車した列車
- 札幌市営地下鉄
- 市内各所
11月9日(日)
30分遅れても無事に飛行機は丘珠空港を離陸。風は強かったが稚内空港に無事に着陸。これでなんとか国盗り北海道制覇の夢は繋がりました。稚内発の特急の出発まではまだ時間があるのでレンタカーにて宗谷岬へ。20~30分のドライブの末、やっと到着。ついにやってきました。日本最北端の地へ。ケータイのGPSで計測した数値は北緯45度31分22.44秒、東経141度56分11.91秒。普段我々のいるさいたま周辺は北緯35~36度くらいだから遙か彼方といった感じ。本当にそんな遠くまで来てしまったんだなあ、とちょっと感慨深げ。
稚内駅に到着しレンタカーを返却してホームへ。ホームの柱には日本各地の主な駅と稚内駅との距離が記されていた。その中の一つ、東京駅と稚内駅との間は1596.1kmだそうな。それくらい遠くまで来たんだ、と思いながら札幌行き特急「サロベツ」に乗車。
稚内から札幌まではまた国盗りの旅。そしてここでこのたび一番の難関へ突入。旭川駅に着く手前にある「東旭川エリア」、auな自分のケータイではすぐに盗れたのだがdocomoな仲間はなかなか盗れない。旭川で特急を降りて石北本線で東旭川駅まで行っても盗れない。そこから駅を出て旭山動物園方面まで約10分ほど歩いた末にやっと「東旭川」をげっと。この旅一番の難関でした。
そんな第3日の旅も最後の列車。旭川駅へ再び戻り駅弁を買ってからL特急スーパーカムイに乗って札幌へ。今日までで北海道27ヶ国のうち22ヶ国を制覇。明日の最終日、道東方面の5ヶ国を盗って、完全制覇を目指します。
乗車した列車
- 北都交通
- 札幌駅前 8:40 - 丘珠空港 9:05
- ANA4841便
- 丘珠空港 9:55 - 稚内空港 10:45(30分遅れ)
- JR特急「サロベツ」
- 稚内 13:45 - 旭川 17:33
- JR石北本線普通
- 旭川 17:36 - 東旭川 17:51
- JR「L特急スーパーカムイ」50号
- 旭川 19:00 - 札幌 20:20
11月10日(月)
長かったような北海道国盗りの旅もいよいよ最終日。今日は道東方面を目指します。 早朝6時半にホテルをチェックアウト。札幌駅からは午前7時過ぎの特急「スーパーおおぞら」にて釧路までの4時間弱の旅。
途中で「富良野・美瑛」「帯広」を盗って無事に釧路到着。ここで「釧路」も盗って残りは2つ。ここからは旅の最終目的地、女満別空港まではレンタカーの旅。「女満別空港」は「網走・紋別」エリアだから途中で根室支庁エリアに入って「根室」を盗れれば北海道制覇は達成となる。というわけで、まずは根室支庁エリア方面を目指す。
何もないような原野というようなところをひた走り約1時間ほど。国道272号線を中標津空港方面を走り根室支庁の別海町へ入ったところで無事に「根室」を国盗り。
これで北海道制覇は時間の問題。ということでこれまでほとんどしていなかった観光をちょっとしてみる。別海町から女満別空港までの途中にある「摩周湖」と「屈斜路湖」へ。国道243号線で弟子屈町方面へ行ってみる。摩周湖は残念ながら霧ではなくいいお天気でした。
そんな屈斜路湖ほとりの道の駅にて味噌ラーメンでランチのあと、網走方面を目指す。残りは「網走・紋別」一つのみ。せっかく達成するなら「ここ」という場所で達成したい、という思いのもと、国盗りするのをひたすら我慢して網走市内へ入る。そしてある場所で車を止めてここで国盗りボタンを押す。
そしてこれでホントの最後の旅。空港近くの日帰り温泉「美肌の湯」にて旅の疲れを癒した後で女満別空港に到着。そして北海道で食べる最後のディナーは空港レストランにてスープカレー&北海道地ビールで祝杯。おみやげの「じゃがぽっくる」などなどをげっとしながら、女満別空港をほぼ定刻へ羽田に向けて出発。定刻で羽田に到着し、長かった北海道遠征も無事に終了しました。
乗車した列車
- JR特急「スーパーおおぞら」1号
- 札幌 7:03 - 釧路 10:51
- ANA4778便
- 女満別空港 19:00 - 羽田空港 20:50
まとめ
6年ぶりの北海道、久しぶりの遠征で勝利、そしてケータイ国盗り北海道完全制覇。今回の遠征はこの3つに尽きます。
中でも一番の思い出は当然「札幌に勝った」ことではあるのだが、それ以上に、これまで札幌・小樽・函館しか見たことのなかった自分が、非常に駆け足ではあったが北海道の大自然をいっぱい体験することができて、とても思い出に残る遠征となりました。
そして、札幌の地で久しぶりに会った大学の友人にも感謝。おいしい料理とおいしいお酒、そして、札幌の店に忘れてきたおみやげを我が家まで届けてくれ、ホントに感謝です。
また今回もこうやっていろいろな仲間から助けられ遠征というものができているんですね。来年は残念ながら札幌遠征はないかと思われますが、またいつの日かみなさんと一緒に北海道を遠征したいものですね。