2001.10.20 11年ぶりの京都
正確に言えば「11年ぶり」ではないのだが、敢えて今回は「11年ぶりの京都」というタイトルにさせていただきます。そう、今回の今日には一つ大きなテーマがあった。今から11年前、私がまだ高校生のときである。修学旅行のグループ行動のときにみんなで大原へ行き、そこのお寺にあった記帳用のノートに「今度は京大生になってここへやってくるぞ」などとでかいことを書いていった。当時は本気で京大を狙っていたのだが、その夢ははかなく消え、再びそこへ訪れることはなかった。今回の京都行きの目的の一つは「その場所に再び訪れること」である。もちろん、その後の万博でのガンバ−レッズ戦も目的だが。
というわけで今回の交通手段は、朝一で京都に着きたかったので行きは「東京駅−京都駅」のJRハイウェイバス。帰りは新大阪からの新幹線のぞみ号というものになった。
久しぶりの高速バスで京都へ到着。しかし大原行きのバスの始発まではまだ1時間以上もある。まずは「京都−大原往復」でほとんど元が取れてしまうので「京都観光一日乗車券」を購入。この乗車券、昔買ったときは一冊の本のようになっていたような記憶があるのだが、最近はこれも磁気カード対応の物に変わっている。さらに本日より京都バスも「スルッとKANSAI」に対応するそうで、ますます関西は便利になっていくなあ、と、ちょっと感心しながらバスを待つ。
7時40分発の大原行き京都バスにて大原へ。京都からの乗客はあまりなく、多くは京阪の出町柳駅からの乗車だった。約1時間ほどで大原へ到着。11年ぶりのあの地へ。なんとなく記憶のある風景がならぶ。まずはどっちから行こうかな。「きょ〜と〜、お〜はら、さんぜんいん」じゃあ、三千院へ行こう。それだけの理由でまずは三千院へ。(大原に着いたバスの車内でもこの曲が流れていたのにはちょっと笑った。ちなみにこの曲ってなんていう題名だったっけ?)
まずは三千院。道路を渡って約15分ほど歩くと境内へとやってくる。さすがは修学旅行のシーズンだけあって、境内の脚の多くは修学旅行の学生ばかり。そういえば我々の修学旅行もこの頃でしたね。11年前に来たときのことを何となく覚えているような忘れているような風景。とりあえず、建物の中を拝観する。
そして続いては寂光院。しかし、やってきたその場所は変わり果てた姿に。2000年5月に、何者かによる放火により本堂から出火し、本堂が全焼してしまったそうである。そして今は、仮の本堂が建っていた。(寂光院の放火事件に関する京都府警のページ)
結局、あのとき「記帳」をした場所はどこだったのか、ついに発見できなかった。もしかしてあの全焼してしまった本堂の中だったのだろうか。そんな感想を抱きながら京都市内に戻り、昼食後、万博まで行くのであった。
乗車した列車・バス
- 東名ハイウェイバス「ドリーム京都」3号
- 東京駅 22:50 〜 京都駅 6:20(予定より若干早く到着)
- 京都バス・京都市営バス
- 京都市内各所
- 阪急京都線
- 烏丸 〜 南茨木
- 大阪モノレール空港線
- 南茨木 〜 万博記念公園
- 大阪モノレール彩都線
- 万博記念公園 〜 公園東口
- 大阪モノレール彩都線
- 公園東口 〜 万博記念公園
- 大阪モノレール空港線
- 万博記念公園 〜 千里中央
- 北大阪急行・大阪市営地下鉄御堂筋線
- 千里中央 〜 新大阪
- 東海道新幹線「のぞみ」28号
- 新大阪 19:53 〜 東京 22:24
まとめ
11年ぶりの「京都観光旅行」です。11年振りに訪れたところが放火の被害にあって再建中という、ちょっと寂しいひとときを過ごすことになりました。とりあえず、レッズ戦は引き分け、京都タンブラーをゲット。そんな旅でした。