1999夏の旅行記その1

一技の試験を終えた後の休日。「SLばんえつ物語」号に乗るべく日帰り旅行に行く。もともと、7月30日が休みと決まったのが6月30日。ちょうど1ヶ月前。そこでふと思いついた。「帰りにみどりの窓口に寄って、指定券があったら買っていこう。」ということで帰りの上野駅。ちょうど最後の一枚が手に入った。ということで今回の日帰り旅行が決まった。


今回は、特に変な切符の買い方が出来るわけでもなく、普通に切符を買おうとしていた。しかし、またふと思いついた。

「会津若松までだったら、東武もあるじゃん。」
ということで

東武鉄道 ほか 大宮 → 西若松 経由:野岩鉄道・会津鉄道 ¥ 4140
JR 西若松 → 浦和 経由:只見線、磐越西、信越、新潟、新幹線、長岡、信越、上越、高崎線 ¥ 6830

という2枚の乗車券で旅に出ることとなった。


まず最初は東武野田線。春高時代は毎日通学に利用していた線である。今日久しぶりに乗って改めて気づいたことは、春日部まで以外に近いということだ。春高時代はこの距離でも熟睡していたものだが、今はこの距離では寝られない。それだけ最近は遠距離通勤に慣れてしまったんだなあ、と、実感。春高ネタが出てきたついでにもう一つ。もうすぐ100周年を迎える春高であるが、新校舎の建設がいよいよ大詰めである。八木崎駅からもその新校舎が少しだけであるが拝見できた。あんなきれいな校舎で授業が出来る今の春高生は幸せですねえ。

ここで出てくる、「春高」とは、私の母校、「春日部高校」のことです。私の文章ではあえて、「高校時代」ではなく「春高時代」という書き方をさせていただきます。ちなみに、読み方は「はるこう」ではなく、「かすこう」です。

春日部到着。次は下今市まで「スペーシア」に乗る。夏休みの日光行き特急ということで混雑を予想していたので、事前に旅行会社で特急券を買って置いた。しかし、その予想に反して、以外に中は空いていた。当日春日部駅で購入しても余裕で乗れた。初めて乗ったスペーシアだったが、個室がついていたのは知らなかった。また、座席で音楽が聴けるようになっていた。しかも、スピーカーは座席シートに内蔵されていた。しかも、そこで聞けたラジオが NACK5 だったりする。ただ、栃木まで行く電車なので、栃木に入るとNACK5が雑音だらけで聞けなくなってしまうのがちょっと残念。

下今市からは快速電車に乗り換え。この快速は浅草を7時0分に発車して、会津田島に10時45分に到着する。ちなみに、あと30分早起きをすれば春日部でこの電車に乗ることが出来たのだが、早起きが苦手な私にはそんなことはできなかった。というわけで、下今市から快速電車に乗り換えた。車内はそれほど混んでなかったが、窓側の席はほとんど座れず。しかたなく、別の席に座る。しかし、鬼怒川温泉辺りまで行くと降りる客も多く、そこからは窓側の席へ移動。そこからはなかなかよい眺めを楽しみながら進む.....。と思いきや、野岩鉄道に入ったとたん、トンネルばかりが続く。さすが最近出来たばかりの鉄道だけあってトンネルが多い。しかし、ほんの一瞬外へ出た時の眺めがすばらしいものがあった。

会津田島に到着。約30分の待ち合わせで次の「会津若松」行きに乗り換える。ここもなかなかのどかな風景が広がっていました。(はずです。すいません。寝てたのでよく分かりません。(^^;)

会津若松到着。ここで今回の第一の目的を達成すべく、喜多方へと向かう。快速列車で行くと2つ目の駅がもう喜多方である。駅を出ると、まあ至る所にラーメン屋。さすがは喜多方。.....なんてのんきなことを言ってる場合ではない。このいっぱいあるラーメン屋の中からどこで食べるかを決めなければならない。行き当たりばったりの私はそんなことを事前に決めてる訳がないので、適当に歩く。大通り沿いにあった店に入る。てきとうに探したわりにはそこはけっこう有名な店だったらしく混んでいた。とりあえず、チャーシューメンを食べた。けっこううまかった。

そしてつぎはいよいよ「SLばんえつ物語号」の出番。喜多方からも乗れるのだが、せっかくだから始発から乗りましょう、ってことで、喜多方から会津若松へと再び戻る。会津若松に着くともうSLはホームに止まっていた。1号車に乗車。15時13分、SLは新津へ向けて出発進行。しかし、やっととったはずの指定券にしては乗客が異様に少なかった。みんな、指定券だけとっといて実際には来ないのかなあ。そんな状態だったので、一人で4席分使用する。それでも余ってるくらいだった。

SLの車内はやはり子供が多い。列車の一番前と一番後ろにスタンプが用意されていて乗客が自由に押せるようになっていたのだが、そのスタンプを目当てに子供がいっぱいやってきた。まあ、そんなことを言ってる私もしっかりとスタンプを押してきているんだけど.....

SLの旅も約3時間。新津には18時24分に到着。ここからはもう帰りの道。新潟まで「SLリレー号」に乗車。そのまま上越新幹線で大宮へ。これで今回の「SLと喜多方ラーメンの旅」も終了。

乗車した列車

  1. 東武野田線各駅停車
    大宮 7:25 〜 春日部 7:52
  2. 特急「けごん」1号
    春日部 8:03 〜 下今市 9:10
  3. 東武日光線快速
    下今市 9:12 〜 会津田島 10:47
  4. 会津鉄道
    会津田島 11:15 〜 会津若松 12:15
  5. 磐越西線
    会津若松 12:53 〜 喜多方 13:10
  6. 磐越西線
    喜多方 14:45 〜 会津若松 15:01
  7. 「SLばんえつ物語」号
    会津若松 15:13 〜 新津 18:24
  8. 信越本線「SLリレー」号
    新津 18:43 〜 新潟 18:56
  9. 上越新幹線「あさひ」346号
    新潟 19:25 〜 大宮 21:09

まとめ

今回は、「SL」と「喜多方ラーメン」につきる旅でした。そのかわり、移動ばかりの旅だったけど、前後が出勤だったし、これはこれでいいのではないでしょうか。今度は、仕事帰りにそのまま「ムーンライトえちご」で旅に出る....ってのもいいかも知れませんね....って、強行スケジュールだな。


written by K.TAKA