1999.10.30 ヴィッセル神戸−浦和レッズ戦

夏の京都戦観戦から2ヶ月、「しばらく観戦は自粛」の舌の根の乾かないうちにまたまた遠征を企ててしまった。今回は神戸ユニバー記念競技場でのヴィッセル神戸戦である。J1残留をかけてお互いに「負けられない」試合である。

ちなみに、今回は、行きは「ムーンライトながら」帰りは「新幹線」のため、切符は「大宮−神戸市内」往復割引乗車券 という、ごく普通のものを使用している。


金曜日の仕事も終わり会社からそのまま東京駅へ直行。「ムーンライトながら」の発車を待つ。23時43分。いよいよ「ムーンライトながら」が大垣に向けて出発。初めてのった「ムーンライトながら」であるが、思った以上に車内は広かったような感じがした。車内は満席で横浜まででほぼ全席が埋まってしまったようだ。私の隣に座った女性3人組がやかましくてなかなか寝付けなかった。夜行列車の中では静かにしましょうねえ。

途中、人身事故のため20分くらい止まったときもあったが、途中駅で30分くらい停車する列車のため遅れもその停車時間に吸収したようで、名古屋に近づくときはもう定刻運転となっていた。そのまま大垣まで乗っていってもよかったのだが、試合は午後3時からだし、そんなに急ぐこともない。そこで金山駅で「ムーンライトながら」を降りてその次の各駅停車を待つことにした。

30分後にやってきた列車はそれほど混雑してなく、楽々座れた。約1時間半で米原到着。速攻で隣のホームに停車している新快速に乗り換え。なんとかあいてる席を見つけそこに座る。途中、京都で朝飯を食べながら三ノ宮に到着したのは午前10時過ぎ。約11時間かけてやっと神戸にやってきた。

前回神戸に来たのは今から4年前。あの「阪神・淡路大震災」から半年の頃であった。確かあのときの三ノ宮は神戸市役所がまだ震災当時の途中の階がつぶれたままの状態にあったときで、駅前のそごうも一部店舗のみの営業で、ポートライナーもポートアイランドのみの運転だった。あれから4年たった神戸。さすがにそういうところはなかったが、新長田駅近くはまだまだ建設中の建物も多かった。

そんなことを思いつつ、いよいよ神戸ユニバーへ。市営地下鉄で総合運動公園へ。スタジアムに着くと、レッズサポらしき人ばかり目に付く。スタジアムの中に入ると、場内で席が埋まってるのはアウェイ側ゴール裏のみ。ホームのゴール裏に客はほとんどいなかった。さすがに、試合開始までにはもっと客は入ってきたが、一番埋まっていたのは相変わらずアウェイ側ゴール裏であった。さすがはレッズ。

午後3時試合開始。五輪予選のけがから今日が復帰試合となる小野、移籍後初試合となるピクン、中谷なども出場していた。え、福田は.....。試合開始、声援は明らかにヴィッセルよりレッズの方が大きい。完全に神戸ユニバーを「ホーム」状態にしてしまっているレッズサポである。しかしその応援もむなしく、0−2の敗戦。またまた観戦試合連敗記録を更新してしまうことになってしまった。

新神戸駅に到着。すると、駅構内はレッズサポーターで埋まっていた。今回の神戸戦には、後援会主催の観戦ツアーも来ている。その観戦ツアー組が乗車する新幹線は私と同じ新幹線である。(正確には、私が後援会に合わせて指定券をとったんだけど。)よって、帰りの新幹線はレッズ一色、「赤い新幹線」になる......と思っていたのだがその予想は大きく外れた。私の乗った14号車はレッズサポはおろか、客も数人程度しか乗っていなかった。後援会は恐らく15,16号車あたりに乗ったのでしょう。敗戦のショックを引きずりながらの帰路であった。せめてもの救いは、帰りの新幹線内の電光ニュースで「ジェフ敗戦」のニュースが流れたことくらいかな。

乗車した列車

  1. 快速「ムーンライトながら」号
    東京 23:43 〜 金山 6:01
  2. 東海道本線普通
    金山 9:30 〜 米原 8:02
  3. 東海道本線新快速
    米原 8:04 〜 京都 8:59
  4. 東海道本線新快速
    京都 9:30 〜 三ノ宮 10:21
  5. 神戸市営地下鉄
    三ノ宮 〜 総合運動公園
  6. 神戸市営地下鉄
    総合運動公園 〜 新神戸
  7. 東海道新幹線「ひかり」176号
    新神戸 19:07 〜 東京 22:17

まとめ

今回は純粋に「レッズ戦観戦」のみの旅である。変な小ネタはいっさい使っていない。
それよりも一番の心配は今回の敗戦で「J2落ち」にまた一歩近づいたことである。来年も性懲りもなくレッズ戦観戦のための遠征をすると思うが、果たしてその場所はどこになるのだろう? 清水とか博多の森とかに行きたいが、まさか仙台とか鳥栖になったりしないよね。ねえ。


written by K.TAKA