1999.5.8 ジュビロ磐田-浦和レッズ戦観戦記


というわけで、11時頃、無事に敵地磐田に乗り込む。ジュビロ磐田スタジアム直行のバスに乗り込み約10分。突然バスが止まりおろされたところがもうスタジアムだった。しかし、着いたのはよいがどこが入り口だろう? とりあえず近くにあった入り口(Aゲート)の方へ行くと青い人たちばかり。聞くと、アウェイ側はBゲートになるらしい。そんなわけで再び歩いてBゲートまで行く。目の前に「最後尾」なる看板を持った人がいるのでそこに当然のように並ぶ。しかしなんか様子がおかしい。再び聞くと、アウェイ側の列がもう一本あるらしい。というわけで3たび並び直す。これでちょっと時間をロスして、実際に並んだのは11:40 近くだった。 アウェイのサポーターなんて、年1回くらいしか来ないんだから、もうちょっとわかりやすくしておいてほしい。

12:00 開門。そしてちょうどこのころ浦和からやってきた後援会のツアー組が磐田に到着した。我々の方が後援会よりも一足速くスタジアムに入場することとなる。ここで警備員が「今日から持ち物検査をさせていただきます」とアナウンス。今日のスポーツ新聞によると、「レッズサポーターがジュビロに襲撃予告電話をかけていた」そうである。そのため今日の試合は厳戒態勢の中で行われたのである。そのための「持ち物検査」である。しかし、国立では普通に行われているのに今までジュビロスタジアムでは行われていなかったのであろうか。しかも、その後の試合では「持ち物検査」でOKだったものでちょっとトラブルになるのだが.....。私は別に発煙筒などを持ってるわけでもなく、「持ち物検査」は難なく通過。やっとスタンドに入る。左図は、ジュビロ磐田スタジアムのスタンドの配置を簡単な図にしたものである。このうち、レッズ側は赤で塗られた部分である。つまり、我々レッズサポーターは、赤で塗られた部分に行かなければならない。しかし、さすがレッズサポーター。もうゴール裏はもう満員である。そのため、バックスタンド側の自由席に行く。ここはまだまだ空いていたが、試合開始が近づくにつれてここもいっぱいになってきた。

13:55 スタジアムに選手が入場。と同時にテレビ朝日での中継開始。どうしても中継の方に目がいってしまうのが悲しい性。ちなみにこの日の中継は、テレビはテレビ朝日が、ラジオはSBSラジオNHK第一でそれぞれ中継されていた。スタンドからはSBSの中継ブースは分かったが、それ以外の場所は分からなかった。

14:02 いよいよ試合開始。と同時に、(いや、その前からやってたけど)レッズの応援開始。私のいたバックスタンドあたりは同じ自由席でもゴール裏ほど熱狂的ではなかったが、それでも応援は続く。ここで普通のページだったら、試合経過などを詳細に書くところなんでしょうけど、試合内容についての解説、批評などは私よりももっと詳しい人がいると思うのでここに書くのはやめておきます。でも、現場で見ていたものとしては「あの事件」だけは書かないわけには行かないでしょう。

その「事件」とは、ペットボトル事件である。後半20分、ジュビロの選手の手にボールが当たったのをハンドとしなかった判定に怒った一部レッズサポーターがグラウンド内にペットボトルを投げ入れたのである。かなりの量のペットボトルがグラウンド内に投げ入れられた。前述の通り、今日は警備員が多い。その警備員が一斉にグラウンド内に入りペットボトルを回収する。しかしこのときまだ試合は続行中なのである。試合中に選手以外の人がグラウンド内に立ち入ったにもかかわらず試合は中断されない。そんな中、レッズの選手が(ペットボトルが散乱しているゴールに向かって)攻め込んできたものだからさあ大変。警備員はあわててグラウンドから出る。この様子をみたレッズ広瀬選手がサポーターをなだめに行ってようやく落ち着く。

前にも書いたとおり、この日は「厳戒態勢」でのぞんだ試合である。しかし、持ち物検査は「ザル」だし、缶の持ち込みにはうるさい割には場内では今回問題となった「ペットボトル」を平気で売っている状態であった。せめて、ペットボトルくらいはなんとかならないものだろうか。

と、いろいろあった試合であるが、その後レッズが同点に追いつくも惜しくも敗戦。しかし、最後まであきらめなかったレッズイレブンにサポーターから、"We are REDS!" のコール。負けはしたが、見応えのある試合だった。しかし、その一方、新しいジンクスを作ってしまった。実は、「私が見に行った試合でレッズが勝ったことがない」のである。これじゃあ、「もうおまえは見に行くな」といか言われそうであるが、またまたアウェイの試合を見に行こうと画策中である。2nd ステージの、セレッソ戦・アントラーズ戦・アビスパ戦のどれかを見に行こうかな、なんて考えてます。それ以前に、休みが取れるかどうかが心配だけど。


written by K.TAKA