1998夏の旅行記


'98年8月1日〜4日 まで、旅行に行ってきた。今回の目的地はいくつか候補地があったのだが、紆余曲折を経て、北陸地方となった。北陸は3年前に研究室の夏ゼミで行ったのだが、金沢→夏ゼミ会場→JAIST→金沢、というコースで、金沢観光は全然出来なかった。そのため今回は金沢観光が主目的である。

今回用意した切符は、大宮発の「周遊きっぷ(加賀・能登ゾーン)」である。今年の4月にできたばかりの周遊きっぷを使っての初めての旅行である。この切符、今までの周遊券と比べて不便な点も多いのだが、ゾーンまでの経路を自由に選べたり、ゾーンに第三セクターや私鉄の一部が含まれるなど、数少ない利点がある。だから、せっかくだからその数少ないメリットを存分に味わいましょう。ちなみに、「加賀・能登ゾーン」の場合、のと鉄道全線、北陸鉄道バスの「周遊バス」などに乗ることが出来ます。


8月1日(土)

大宮から、寝台特急「北陸」号に乗る。23時ころに大宮駅へ。この日は大宮はお祭りのため、いつもの土曜の夜より人が多い。その中を高崎線ホームへ。23:30 定刻で発車。すぐ、最後の車内放送があり車内はお休みモード。明日の到着が6時過ぎなので早く寝よう、ということで私もお休みモードに入る。

乗車した列車

  1. 寝台特急「北陸」号
    大宮 23:30 〜 (車中泊)

8月2日(日)

5時ころ目覚める。今日は輪島の朝市を見に行こうと思っていた(だから夜行で来たんだから)ので、津幡で下車。約30分の待ち合わせで、七尾線七尾行が来る。約1時間乗って七尾へ。ここからのと鉄道に乗り換える。30分の待ち合わせで輪島行きが来る。ここからまた約1時間。津幡を出てから約3時間かけてやっと輪島へ。
輪島では朝市を見た後、漆器会館などへ行き、昼飯を食べた後金沢へ移動。帰りは和倉温泉から特急に乗ったけど、それでもかなり時間がかかった。
金沢に着いたら、金沢も今日はお祭りだった。香林坊の辺りを歩行者天国にして的屋がいっぱい出ていた。

乗車した列車

  1. 寝台特急「北陸」号
    大宮23:30 〜 津幡 6:18
  2. 七尾線各駅停車
    津幡 6:47 〜 七尾 8:01
  3. のと鉄道七尾線各駅停車
    七尾 8:30 〜 輪島 9:45
  4. のと鉄道七尾線各駅停車
    輪島 12:16 〜 和倉温泉 13:31
  5. 特急「しらさぎ」12号
    和倉温泉 14:10 〜 金沢 15:09

8月3日(月)

今日は金沢市内観光。周遊きっぷの恩恵を受けて、市内移動はすべて北鉄バス。兼六園・金沢城跡・武家屋敷などに行った。そうそう、MROの前も通ったなあ。

乗車した列車

なし

8月4日(火)

金沢から東尋坊へ。しかし、「加賀・能登ゾーン」は「加賀温泉駅」までである。そのため、「加賀温泉→芦原温泉」の乗車券と自由席特急券を別途購入。芦原温泉から東尋坊までバス移動。30分後に到着。
東尋坊で昼食をとった後、移動。しかし、ここまできたら福井まで行こうかな。ってことで三国駅から京福で福井へ。
福井駅に到着、そこでニュースが入る。「新潟地方が大雨のためかなりの箇所で列車がストップしている」のである。新潟方面へ行く特急がことごとく運休している。しかし、ほくほく線経由の特急は何の問題もなかったので、私の帰途には影響はないようだ。福井から金沢まで普通列車で戻る。
金沢駅到着。ところがここでも大雨の被害が。途中、乗っていた普通列車を追い越したはずの「トワイライトエキスプレス」が金沢駅に停車している。「新潟地方の大雨のため、トワイライトエキスプレスは金沢で運転中止となった」とのこと。
おみやげや帰りの車内で食べる駅弁を買って、「はくたか17号」に乗車。越後湯沢から「あさひ336号」で大宮駅着。

乗車した列車

  1. 特急「加越」8号
    金沢 9:08 〜 芦原温泉 9:48
  2. 「京福電鉄」三国芦原線
    三国 〜 福井
  3. 北陸本線快速
    福井 14:02 〜 金沢 15:27
  4. 特急「はくたか」17号
    金沢 18:05 〜 越後湯沢 20:56
  5. 上越新幹線「あさひ」336号
    越後湯沢 21:05 〜 大宮 22:00

まとめ

今回の旅行は、目的地選びが大変だった。社会人になって最初の夏休みで、夏休みがいつとれるのかよく分からず、やっと夏休みがfixしたのが7月上旬だった。そのため、当初は北海道に行こうとしていたのだが、乗りたかった「北斗星」がすでに満席で寝台が取れなかった。第二候補で、「秋田へ行って竿灯祭りを見に行こう」という案もあったのだが、結局、金沢ということになりました。
来年こそ、休みを早めに固めて、北海道に行ってやろうと思う。


written by K.TAKA