1999夏の北海道
'99年9月5日〜10日 まで、旅行に行ってきた。今回の目的地は北海道である。昨年行けなかった北海道にやっと行くことになったのである。といっても、短い期間で北海道全体に行けるわけではない。今回は、札幌・小樽・函館の3ヶ所を中心に回ってきた。
今回は列車乗り回しの旅でもなく普通に乗車券を買ってもよかったのだが、計算したところ「大宮−小樽」往復割引よりも安かったので、大宮発「周遊きっぷ(札幌・道南ゾーン)」を買った。
9月5日(日)
いよいよ2年越しの夢、北海道旅行に出発。まずは「北斗星1号」で札幌までの16時間の旅。昨年、この寝台券がとれなかったためにやむなく北海道旅行を断念した因縁の列車である。今回は1ヶ月半も前に旅行会社に予約しておき、無事に寝台券をとることができた。
車内はいままで何度か乗った寝台特急とさほどかわりはなかった。ただ大きな違いは食堂車の存在である。今では少なくなった食堂車が北斗星には存在する。しかし、列車が発車してからしばらくは予約者専用の時間なので我々が使えるのはまだまだ先である。予約なしで使える「パブタイム」は21時前頃からスタートだった。食堂車の隣の車両にいた私はスタートと同時にいざ食堂車へ。さすがにまだ客は数人程度だった。でもやはり人気のようでしばらくするとすぐに満席となってしまった。
食堂車で食事をしながら仙台を通過。しばらくすると本日の車内放送終了のアナウンス。私も盛岡通過をみてからお休みモードにはいる。
乗車した列車
- 寝台特急「北斗星」1号
- 大宮 17:16 〜 (車中泊)
9月6日(月)目が覚めたときにはすでに青函トンネルをぬけて北海道に。八雲駅の近くだった。朝の北海道・内浦湾を眺めながら北斗星は札幌まで進んでいく。食堂車で朝食をとったあと、(朝は夜ほど混雑していなかった。)食堂車で買った道新(北海道新聞)を読んでいるともう南千歳。札幌まであと30分である。 札幌到着は午前9時20分。今日は1日中札幌市内にて過ごす予定。札幌市営地下鉄・バス一日乗車券を購入し、札幌市内あちこちうろつき回る。時計台・旧道庁などはもちろんのこと、サッポロビール工場見学もいってきました。
乗車した列車
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写真1:サッポロビール工場 |
9月7日(火)今日は終日小樽の予定。周遊きっぷでは「札幌−小樽」間はJRバスも利用できる。そこで行きはバスを利用することにした。札幌市内のHBC,STV,uhb の前を通りながら(なんでそんなとこばかり目に行くかね)いざ小樽へ。途中、札幌西I.Cから札樽道で小樽へ。小樽I.Cを出ると目の前は今年オープンしたばかりのマイカル小樽。しかしこのバスはマイカル小樽経由ではないのでそこへは寄らずに小樽駅へ一直線。約55分の乗車で小樽駅に到着。 まず、「おたる市内線バス一日乗車券」を購入。これでおたる散策バス、市内均一区間に乗り降り自由である。小樽鉄道記念館、小樽運河、北一硝子などの他、行きのバスで通過しただけの「マイカル小樽」にも行って来ました。マイカル小樽内の「西部警察ワールド」や「小樽よしもと」などを見た後、マイカル小樽隣の「石原裕次郎記念館」にも行って来ました。
乗車した列車・バス
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写真2:おたる周遊バス |
9月8日(水)今日は洞爺湖を経由して函館へ。まずは道南バスの洞爺湖温泉行きの乗車。このバスはちょっと変わっていて、路線バスでありながら「定期観光バス」も兼ねているのである。そのため、定期観光バス「ゆうとぴあライン」札幌行きでもあるのである。実際、乗客の中には「札幌行き」の人も数人いた。だから、洞爺湖までの道中は「定期観光バス」のように観光案内つきの旅である。(といってもテープだが)途中、中山峠の峠の茶屋での休憩をはさみ約2時間半で洞爺湖到着。 洞爺湖では、火山科学館などに行った後バスで洞爺駅へ。洞爺駅からは特急スーパー北斗に乗車。1時間半で函館到着。函館市内をじっくり回るのはまた明日として今日は軽く函館駅周辺を。ということで「メモリアルシップ摩周丸」へ。これは '88 年まで使用されていた青函連絡船の船体を利用して青函連絡船の記念館になっているところである。現在の私の原点とも言える洞爺丸(分かる人には分かる)の展示もありました。
乗車した列車・バス
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写真3:洞爺湖 |
9月9日(木)今日は終日函館市内観光。まずはお約束、市電・市バス一日乗車券を購入。この一日券もちょっと変わっている。キーホルダーなのである。しかも函館名物、イカの形をした。その一日券を買ってから今日の旅が始まる。 まずは五稜郭へ。タワーに上ろうとしたのだが、修学旅行の学生で超満員だったのであきらめ再び函館の中心街へ。そしてここも定番、函館山ロープウェイへ。函館山ロープウェイといえば個人的に忘れてはいけないのが「FMいるか」。函館山ロープウェイが経営しているコミュニティFM局である。スタジオ見学は自由ということだったので行ってみた。まあ、あまり長い時間はいませんでしたが。それにしても函館市内を歩いていて思ったのは「FMいるか」のステッカーをつけている車が意外に多かったことだ。はたして入間市内で「FMいるま」のステッカーをつけてる車ってどれほどいるのだろうか。.....なんてことをつい考えてしまった。 午後からは函館の歴史散策。旧函館区公会堂から坂道を降りつつイギリス領事館など。そして赤レンガ倉庫群へ。
乗車した列車
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写真4:赤レンガ倉庫群 |
9月10日(金)今日は函館から大宮まで列車を乗り継ぎつつ帰るのだが、今回の北海道旅行、これを忘れたら私は何のためにここまで来たのか分からない。そうです。青函トンネル内の見学です。まずは午前中はおみやげを買いまくり、午後からいよいよ青函トンネルへ向かうべく海峡6号に乗車。車内にはあちらこちらにドラえもんのキャラクタが。そして車内アナウンスも大山のぶ代が.....じゃなかった、ドラえもんがやるという念の入れよう。そのドラえもんが「まもなく、青函トンネルに入ります」とアナウンスし、いよいよ青函トンネルに突入。函館から約1時間の乗車で吉岡海底駅に到着。トンネル見学者のみが乗車する車両だけのドアが開き我々はそこから下車。降りたところはトンネルの中(当たり前か)。一応、駅名標はついていた。案内の人曰く、「記念写真用」らしい.....。 海底駅見学時間は約2時間。結構長いような気がしていたが、海底駅内は予想以上に広く、あっという間に見学時間は過ぎてしまう。見学の最後は「ドラえもん広場」。幼稚園のころからドラえもんをよく見ている私にとって、こっちも密かに楽しみだったりして....^^;。「ドラえもんクイズ」なるものがあり、「全問正解してやる」とのぞんだが、一問目で間違えてしまった。まだまだドラえもんも奥が深い.....。 などとしている間に、そろそろ海峡8号の到着時刻。新たに海峡8号でやってきた見学者と入れ替わりながら乗車。青函トンネルを出てしばらくすると蟹田に到着。ここでJR北海道の車掌とJR東日本の車掌が入れ替わるのだが、蟹田到着前のドラえもんのアナウンス「まもなく、蟹田に到着します。青森までもうすぐです、またどこかでお会いしましょう。バイバイ。」.....って、おい。どうやら、JR北海道の車掌と一緒にドラえもんもここで下車したようだ^^;。 ここからが今回一番あわただしい旅。青森到着が遅れたため、次のはつかり発車まで時間がない。急いで隣のホームへ。結局、はつかりも3分ほど遅れて発車。そうすれば当然盛岡到着も遅れる。そのため再び盛岡で新幹線ホームまで急いでいく。結局、やまびこも数分遅れで発車。合計4列車の乗り継ぎの末、やっと大宮駅に到着。これで私の北海道5泊6日の旅も終了。
乗車した列車
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写真5:「海峡」号 | |
写真6:吉岡海底駅 |
まとめ
今回は私にしては珍しく、途中の移動手段をすべて事前に決めていった旅だった。それでもあまり縛られることもなく、雨も降られず、順調な旅だった。特に今回の大きな特徴は、途中の移動にバスを使用している点である。バス移動もなかなかおもしろいなと感じた今回の旅であった。
ここ数ヶ月いろいろなところに行っていたが、しばらくはどこにも行けなさそうである。恐らく次回は来年以降になるでしょう。さて次回はどこに行くのか.....。まだ全然考えていないが、今後のレッズのがんばり次第で行けるところも変わってきそうである。